Q.腰痛の時にお世話になりました。おかげさまでずいぶん良くなって、職場で貴院のことを話しました。腰痛持ちの人は意外と多く、それぞれ行きつけの整体があるらしく、主治医自慢で盛り上がりました。皆「首は危ない」とか「何番の腰椎に腰痛のツボがある」など聞きかじりの整体論を言いますが、持病の腰痛は一進一退のようです。私は何も言い返せませんでしたが、再発しないように頸椎調整を続けます。勧められている治療院に(義理で)一度は行かなければなりませんが、大丈夫でしょうか。腰を鳴らして治ることもあるんですか?
A.
① 素晴らしいです。利用者の鏡です(最近「鏡」の方を持ち上げることが多い?)。あとは月に一度程度の調整でいいと思います。
② 骨盤重視の院で骨を鳴らすアジャスト(と言ってもいいのかな)を行う所は、仙腸関節や腰椎以外にも胸椎や下部頸椎も鳴らしたりします。
昔、私が受けた時に「なぜですか?」と意地悪して訊いたら、途端に早口になって機嫌を悪くする先生や、シドロモドロしてしまう先生もいて、気の毒にすら思えました。はっきりと根拠を提示する先生は少ないです。
率直に、うちで調整を受けているから首は触らないでくれと言ってしまってください。揉まれる事もできれば避けて欲しいところです。それでも以前に書いた新発田市のどこかのように負けじと首を捻るようならば(無いとは思いますが)、警察なり保健所なり消費者センターなりに相談しましょう。
③ 体幹に限らず、四肢なども可動域調整をしていると音がする場合があります。ごりごりとかプチプチ言うようならばそれ以上触りませんが、関節運動の調整時には「ポキ」っと小気味よい音を聞く場合があります。以前にも書きましたが、この音と治癒とは直接関係は無さそうですが、腰痛(慢性)などの場合も固着していた部分が動くようになって痛く無くなる事があります。いわゆる一発屋などと言われる整体でも関節を鳴らしますね。もちろん逆に力をかけても鳴りますから、鳴ったからといって良くなるとは限りませんし、悪くなる場合も多いですから中医もとい注意が必要です。何度も言いますが、ボキボキ矯正を運試しにしてはいけません。あと、ツボ(経穴)については私は全く知りません(巷で語られるツボの名前くらいは知っていますが)。
肩こりの頭痛も、僧帽筋や頭板状筋などを揉んで、うっ滞した体液を循環させてあげればよくなる事が多いですね。小さなキズには絆創膏を貼りますし、ぶつけて痛い所があれば撫でたりさすったりします。それが「手当て」ですね。
そういった対症療法的な徒手療法は、現状国家資格者以外の整体師やカイロ師、リフレクソロジスト、ヒーラー、セラピストなどなど、多くの方が民間療法として営業しています。今の国の制度は、免許制になっている医業類似行為についても開国からの様々な経緯もあって万全とは言えない面があり、そこを民間(サービス業)がカバーしているから国民皆保険制度が延命しているのだといった見方もあるようです。
でも、いくら「思いやりの心」をもってしても、血圧の高い方などの首を揉んで脳血管障害などを誘発するとか、擦過傷に不潔な手で「手当て」をして破傷風などの感染を引き起こすとか、他人にしてあげる場合には特にそういった危険(可能性)をできるだけ避けるための知識とか安全な技術とかが無ければありがた迷惑になる場合もあるわけです。だから医業に類似する親切は免許制度なはずなのですけれどもね。免許制度の無いカイロプラクターである私にはこれ以上つっこんで語る資格は無さそうです。
一口に整体と言っても東洋思想を汲んだ歴史ある流派のものから、カイロやオステよりも通りがいいからとか(スペシフィックカイロ正統派のくせに看板に整体と書いているうちなどがそう)、単に按摩指圧マッサージ(←免許が必要)の言い換えだったり、何でも出来る(使い分ける)と豪語する所やリンパドレナージもどきとか、エステの真似事、自己流、リラクゼーション整体なるものまで、本当にいろいろあるものです。人生色々。整体も色々です。
そして、多かれ少なかれそれぞれにそこが「いいっ」と言って通うファンがいるものです。いなければ消えてゆくだけですから。各流派の先生は大抵「我こそは一番!」などと考えていたりします(私は除く)。ですから行きつけ自慢はサッカーや野球チームの応援の如く、政治論争や宗教論争(不謹慎な喩ゴメンナサイ)の如く、勝ち負けを決めればよいとかではありません。もしかすると、整体もエンターテイメントとして職場や茶の間でア~だコ~だ言われている方が健全なのかも知れませんね。
先の対症療法で痛くなくなる(治るとは敢えて言いません)話に戻します。
喩えが良くないかも知れませんが・・・、犯罪などの社会問題を、巡査が犯人を逮捕したと言うレベルで対処するのか、町内会で治安を良くする活動レベルなのか、国家の政策レベルか、以前述べた脳を作る食育のレベルか、全地球的な人類の想念の波動(ここまで来るとアヤシイが)レベルで問題の昇華を図るのかという事ではないで昇華。ないでしょうか。
もっと(不適切に)喩えると、タバコ吸い(私だよっ)の欠乏感を、一本吸って解決するか、禁煙するかくらいの違いかも知れません。ちょっと言いすぎかな。
上部頸椎メジャーの学派は昔からマイノリティです(だからといって誤っているとは限りませんよ)。職場でマジョリティを言い負かそうとか思わずに(私でもムリ)、楽しく行きましょう。そして本当に治りたい人だけにうちを(こっそり)紹介してください(笑)。

