« 引き出しの無いデスク制作 | トップページ | 冬っぽい空気の朝 »

2013/11/10

バランスチェアを作ってみた




時々述べている事ですが、工作熱の上がる秋。
汗ばむ作業が心地よかったり汗冷えして寒かったりする今日この頃。

先般紹介した
引き出しの無いデスクがまだ引き渡し前なので、ブックエンドなどを置いてナショジオなどを立ててみたりして眺めていると、自分の机にしてしまいたい欲求に駆られます(^^;。
しかし元々上の子の勉強机のつもりで作ったのでそうはいきませんが・・・。




Img_0075
タイトルの自作バランスチェア(もどき)。
上用にフィッティング済みの自作椅子と自作机を下が横取りして占領しています。お前の体格では再調整が要るのだぞ。
・・・ナショジオは基本写真誌なので眺めるだけでも楽しいですが。



今回のは、いつものように一気に仕上げたというよりも、人間工学的考察に基づいて(既製品の写真を眺めて研究し)、ジオメトリーを算出し(鉛筆で例のラフを書き)、構造材の強度計算とパーツの削り出し(踏んで不安が無ければおk。ホームセンターで2×6を切ってもらう)、そこまでに2日。
ボルトが届くのに2日,生地を選ばせるとか買って来させるとかに数日,あと、どうするか作りながら考えるのに1日。

・・・と、斯様にノンビリペースで行ったので、実は今回はナント途中経過の写真があるのです(^^;)。
せっかくたくさん撮ったのだから、これでもかと載せます(^^ゞ。



Img_0001
オーバースペックな材料揃え。
船大工は、素人に舟を作らせた方が沈まないとか言うとか言わないとか。
素人は自信が無くて怖いので、舟を無駄に頑丈に安全に作るのだそうです。コストは合わないでしょうが・・・。

それと同じで、接続部分の強度に自信が無いと、接する面積が欲しくて材が太目太目になってしまいます(T_T)。結果、頑丈だが重い椅子が出来る事となります。



Img_0002
これらが座面と膝面になります。



Img_0004
洗車用の大きなスポンジをあんこにして生地で包み、ベニヤに打ち付けます。



Img_0005
仮止め。

実はこれは試作品的な扱いで、巧く行ったら次に作る時はその形状で、必要最低限の強度で軽く作るつもりです(^^)。

この段階で、ジオメトリーが果たして正しい姿勢を保持してくれるのか,荷重を支える力と向き,体重移動した際のバランス,アライメントはどのくらい狂うと体感するのか,などなど、現物合わせの試行錯誤を繰り返します。



Img_0013
座面は前後に動くようにし、適正な所でボルト止めします。



Img_0014
膝面はもう固定しちゃいます。可動部分が多すぎると、かえって合わせにくくなりますし面倒ですから(^^;。



Img_0032
M8のボルトで固定しました。

ほぼ完成形です。

座面の前後と僅かな角度調整,膝面の前後位置と角度調整のできる余地を残したくてこうなりましたが、出来上がってみると、坐骨と膝蓋骨までの距離,脛骨の長さ,及び座高のデータがあれば、予めフィットしたジオメトリを得る事ができそうですし、可動部分を少なくして細身で軽く作る事もできる事に気づきました(^^;。

こうして経験値が上がるのでしょうね。
この試作は結果的に重くてごついですが、丈夫さが取り柄です(^^)。



永く使える机や椅子は、使い込むにしたがい使用者の手垢が染み込み、キズや汚れ、落書きなども年輪のように本人(や親)にとっては馴染んだモノになっていきます。

ですが下の子用にこの春に作って使わせている椅子(職場の椅子と同形)は、ウッドワックスもかけずに白木のままでしたので、まだ1年も使っていないのに背もたれや手で触れる部分が黒ずんできて、このままではすぐに真っ黒になってしまいそうな勢いなので、こいつに鉋をかけて白木の艶を蘇らせて(ウソ。サンダーで誤魔化し。)遅まきながらワックスをかける事にしました。

例のデスクも上の子が使うのだから、鉛筆で黒ずんで行くのが目に見えているので、これもついでにワックスがけ(手に触れやすい部分だけ)する事にしました。



Img_0020
その前に、
余った生地を板に張り、



Img_0030_2
椅子に裏から打ち付けて冬仕様に。



Img_0027
切り出した材の端くれ。
何かの時(何のだ)の為に取っておきます(^^;。



Img_0040
バランスチェアもどきの試作品の完成品(長い!)を、デスクにセットしたところ。
デスクにはワックスをかけました。

チェアは体格にフィットさせる余地を大きくした割に、絶対高さの調整機構を持ちませんので、低くする時は材を切り詰めなくてはなりません。

これで座ってみると、なんと腿がデスクの面に当たってしまうではありませんか。
これでは姿勢が猫背になってしまい、バランスチェアにした意味がありません。
そこで・・・



Img_0044
デスクの方を二重脚にして高くしました(^^;。
苦肉の策です。



Img_0050
相対的な高さ関係は丁度良くなりましたが、デスクを普通の椅子で使う時にはやや高いです。
まぁ行く行くバランスチェアが不要になったりしたら、第二の脚はビスを外して取り外せますから、また普通のh700のデスクに戻せます。



Img_0076
椅子のボルト13㎜用工具。
13㎜のレンチって、車用には普通無いし、あまり使わないので、こういったおまけのレンチを取っておくと何かと便利です。
バランスチェア(もどき)の近くにいつもあるように、デスクの二重脚部分にビスで止めておきました。




Img_0073

と、そんなこんなで完成した「学習机&バランスチェア(もどき)セット」。

背もたれと後傾座面を持つ椅子による背骨と姿勢筋の負荷を減らし、正座をした時の理想的な脊柱のカーブの保全と膝関節に負担を掛けない勉強姿勢が自然に身に付きます。
(ありがちなキャッチコピー)


そんなものは市場にいくらでも出回っていますが、今回の製作で費やした費用は、デスク込みで約1.5万円。
一番高い材料は「ボルトとナットとワッシャー5組」。次は「椅子の布生地」。「天板18㎜厚」。


いつもならば数百円で上げる材料が、私としたことがこんなに高いモノを揃えてしまうなんて・・・。

しかし、試作にはコストがかかるものです。
は最小限のコストで最大のパフォーマンスを得る!と、心に誓う晩秋のDIYerなのでした。







blogランキングに参加しています blogランキングに参加しています 

|

« 引き出しの無いデスク制作 | トップページ | 冬っぽい空気の朝 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 引き出しの無いデスク制作 | トップページ | 冬っぽい空気の朝 »