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2007/07/18

一箇所に限定したとしても、熟練を要するのですから…


Q.
首を専門にやっている先生は日本でも少ないそうですが、それだけ流行らないということなのではないですか?わたしはお金を払うぃ以上、たくさん鳴らされたほうがいいと思います。言い訳をつけて鳴らしてくれない所や鳴らせない人は下手なんだと思います。



A.仰るとおりです。
 …な~んて言うのは冗談です。

つまりはそういう方がKさんのような方を満足させようと発奮し、首などひねって鳴らそうとして事故を起こすのです。私がディバーシファイドと呼ばれるいわゆるFixした関節面を開放する(だいたい音が鳴る)アジャストを訓練していた頃から、学生やインターン生の施術を受けるのはイヤでした。
20年も昔になりますが、あちこちの施術院に通いつめていた頃にも上手な人や下手な人、強すぎる人とか明らかに失敗して鳴らせなかったような施術とかを受け、いろいろと考えさせられました。

頸椎スラスト法を行っていた頃も、私自身が比較的細身で華奢な体格の為か、巨大な体躯の男性の仙腸関節を力(体重)まかせに動かす事よりも、細身の女性のデリケートな頸椎や胸椎を慎重に調整するような、精妙な加減の手技に傾倒していきました。
これは私にも頚椎症が上手に鳴らしてもらって良くなったり、下手にひねられて悪くなっていったりした経緯があるからです。因みに私は腰椎と仙腸関節を動かすのは下手(鳴りますが)です。胸椎や下部頸椎は触診含めまぁまぁ巧い方だと思っています。上部頸椎は出来ますが立場上不謹慎な発言はできませんのでノーコメント(笑)です。


つまり鳴らせない人は鳴らさなくとも良い技術を身につけるべきですし、鳴ると気持ち良いと言うのも分かりますが、目的はあくまでも慰安ではなく根治ですから、そこに至るできるだけ短いルートを探し続けるものなのです。

キャビテーションという、関節面の開放のサインとしてなかなか便利な現象があって、音の割には痛くもなくむしろ気持ちがいいですから術者も受術者もこれを求めるのはよくわかります。
うちでも以前ブログで暴露してしまった事がありますが上部頸椎以外の調整では音が出る事もあります。
自分で行うストレッチの時に腰椎が鳴る事もありますし、「助さん角さん、懲らしめておやりなさい」「はっ」・・・と、大立ち回りの際に睨みをきかせて拳を鳴らすのも、いざぶん殴った時に自分の中手指節関節を痛めない為のストレッチです。
だから全て悪いとは言いません。

よくぎっくり腰をやった人が「腰の辺りがボキッといって激痛が走った」などと言うぢゃないですか。
これも昔たまに経験しましたが、Fixして可動が制限された部分もそのうち動くのですけれども、そのきっかけが無防備に歯ブラシを持った時とかくしゃみをした時とかに筋腱の緊張がバランスを崩したまま動いてしまうと、まるで下手な(力任せな)ボキボキをやられた時と同じように動きすぎてしまったりして捻挫のような痛みや炎症反応が起きるからです。だからそれならば最小限の力であらかじめ鳴らして関節面の動きをフリーにしておいた方が痛い思いをしなくて済みます。体幹や四肢の関節鳴らしはその程度の意味合いで、つまりはストレッチとして鳴らす場合があります。


ところがですね、関節にあるや神経の受容体が、どうやらこの「ポキッ」の音に反応して緊張を緩めたり鳴ってはいない隣の関節まで動きを良くしたりしているフシがあるのです。
これを応用して関節面に平衡に縦波(音波と同じ)インパルスを与える賦活器具アジャストメントというこれまたマイノリティな流派もあります。
関節自体を鳴らすことは治癒とはあまり関係が無いというのが今の大方の見解だと思います。


鳴らされる事がお好きなKさんに助言できるとすれば、受容器が無反応になるくらい慣れてしまったりすると、関節の可動域を破壊するくらい強い力で鳴らされても、痛みという大事な警報装置が働かなくなって、いつか困った事になるのではないか…と。
断言は出来ませんが、体は少し怖がりで痛がりくらいの方が防御機能が生きていて(過剰なのも辛いですが)うまく自分を守ってくれるものです。




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